生涯には「If(もし)がいる」混沌と講じる対話

依然M・Tが横にいるにも関わらず、身はなんだか取り残されたような感情になった。そのM・Tがポイントをたったと挙げている。
「仮に若草道場で色事が成立してしまった場合はどうしてなるんですか?」
 M・Tの健闘です。昔から発言の核心を突くような素晴らしいクエスチョンで周りの教師や大人陣を困らせていたが、身にとっては痒いところに手が届くような上手い側です。多分M・Tは人生のいち早くから今や「如何に赤ちゃんが焼けるのか」と父母に質問するような感受性豊かな子供だったに食い違いない。身はいよいよM・Tの先述のクエスチョンについても注意があった。
「なあM・T、お前急にどうしたんだよ」
 N・Tが心配した容姿で元居た所へと戻ってきた。しかし、一部始終の身勝手な言動にようやく見兼ねた女性に、
「輩が質問している時に茶々をいれるんじゃない!黙ってろこういうクソボウズが!」
 と、もう一度胸を甚だ殴られて掛かる。講堂いっぱいに響き渡るゴツンというのろいメロディーと弾性挙がる怒声。
「さん、喜ばしいクエスチョン!」
トシの肩を後ろからたたくと道場の若手職員は講堂から出てどっかへ行ってしまった。